
OB対決で鹿取氏からレフト線へ安打。「鹿取さんのことはよく覚えている。ストレート、スライダー、シンカーが良かったね」
25年ぶりの勇姿 ポンセがハマスタに帰って来た!
「バモス
ポンセ~、バモス ポンセ~」
懐かしい応援歌がライトスタンドから流れた。
6月7日、
DeNA対
西武の試合前に伝説の助っ人、
カルロス・ポンセが25年ぶりに横浜スタジアムの打席に立った。 プエルトルコ出身のポンセは1986年に大洋ホエールズ(現DeNA)に入団。メジャーでの経験は少なく、ブリュワーズのメジャー登録枠から外れたのをきっかけに、来日を決意。長距離砲というよりは、欠点の少ない安定した高い打撃が評価されての入団だった。
1年目は打率.322、27本塁打、105打点と期待以上の活躍だったが、不幸にも、この年は
阪神のバースが三冠王を獲得したためタイトル獲得はならなった。しかし、日本野球への高い適応力で、2年目以降もコンスタントに結果を残し、87年は打点王のタイトルを獲得。88年は本塁打王と打点王の2冠に輝いた。
口ヒゲがトレードマークで「マリオ」のニックネームでファンに愛された。「久しぶりに自分の応援歌を聞いて当時の思い出がよみがえった」と語ったポンセ。レジェンドOB対決として企画され、現役時代にも対戦した
鹿取義隆氏の真っすぐをレフト線に運んだ。

試合前にはトークショーやヒゲを生やした参加者にチケット割引クーポンをプレゼントする企画も行い、十分に楽しんだ。ちなみに、現在はアメリカで高齢者介護などのドライビングサービスの仕事をしながら、アマチュア野球の指導も行っている

大洋の主砲として活躍したポンセ。5年間で通算533試合に出場し、601安打、119本塁打、389打点、打率.296をマーク
写真=大賀章好、BBM タフィ・ローズはBCリーグ富山へ
外国人選手通算最多本塁打を誇る
タフィ・ローズの雄姿が再び日本で見られることになった。BCリーグ・富山に選手兼コーチとして入団することになり6月3日、高岡市役所で会見に臨んだ。2009年限りで引退後、アメリカで子育てに専念、野球から離れた生活を送っていたローズ。
しかし昨年、息子が大学進学して手が離れ、今年に入って
吉岡雄二監督からオファーを受けて現役復帰を決断。現在46歳だが近鉄、
巨人、
オリックスで通算1647試合に出場し、464本塁打、1269打点、打率.286 をマークした打棒を再び発揮できるか。来日2試合目となった福井戦(城光寺)ではさっそく初本塁打。「一つひとつ頑張る」というローズに注目だ。