序盤戦でまばゆい輝きを放ったニューヒーローたち。まずは阪神の若き4人衆にスポットを当てる。 高山俊・好球強打の金本阪神の象徴
打ち出の小槌のようにバットを振れば、ヒットになる。緊張した面持ちはなく、新人とは思えない飄々とした表情で安打を放つ。それも当てにいくのではなく、フルスイングで安打を重ねていく。気が付けば安打を記録しなかった試合のほうが少ない。そんな若トラの安打製造機が
高山俊だ。
新生金本阪神の一番打者として開幕から役目を全うしている。ストライクなら初球からでも積極的に振っていく。しかも強く鋭く。打撃フォームはしっかりと足を上げ、その強弱でタイミングを取る。多少タイミングを外されても、バットにボールを乗せ、ヒットゾーンに落としてしまう技術も持ちあわせる。4月2日の
DeNA戦(横浜)から10試合連続安打を記録。チームを勢いに乗せる打撃で快進撃の中心的存在になっている。
金本知憲監督も「今は打撃フォームでいじるところはない。タイミングのアドバイスをするだけ」と全幅の信頼を寄せている。高山自身は「1年目なので必死にやるだけです」と1日1日を全力で過ごしているが、それでもしっかり一軍投手の球に対応できている。
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