投手陣の低調とケガ人続出でBクラスに転落した今季。目立った強化は少ないが、現戦力が力を発揮すれば王者奪回は見えてくる。 ポイント1:2016年分析 投手陣の奮起がカギを握る
左右のエース、
小川泰弘と
石川雅規の負傷離脱が今季Bクラスに沈んだ最大の要因だった。軸となる2人の2ケタ勝利は上位進出へのカギとなるだけに、来季の活躍は絶対条件。しかしそれをカバーできなかった投手層の薄さも問題だった。2年目を迎えるデイビーズやペレス、
原樹理、二軍にいる若手の投手……。チャンスはあるだけに若手の奮起が来季以降のチームの順位を左右することになるだろう。
ただプラス要素もある。4月に右ヒジ関節遊離体摘出とクリーニングの手術を受けた影響で1勝(4敗)に終わった
館山昌平の復帰が計算できること。さらに今季右肩手術から5年ぶりの一軍復帰を果たした
由規の存在だ。由規は中10日を空けながらの登板ではあったが2勝(3敗)を挙げ、来季はローテーション入りにも期待がかかる。また、
石山泰稚や
村中恭兵らの先発転向により、先発陣の層も厚くなる。1試合平均4点以上を稼ぐ強力な攻撃陣は来季も健在だけに、優勝奪回は投手陣の奮起にかかっている。

エースとしての働きが期待される小川泰弘。小川が貯金を作れなければ上位浮上も厳しい
ポイント2:2017年補強・強化動向 未知数な補強は吉と出るか?
現在は助っ人投手の調査も進んでいる・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン