2016年はカブスが108年ぶりの世界一に輝いた。17年、カブスは抑えに上原浩治を獲得し109年ぶりの2連覇を目指す。果たして連覇を阻止するチームはどこか!?日本人メジャーでは、田澤純一はマーリンズ、青木宣親がアストロズに移籍した。ここではメジャー・リーグと日本人メジャー選手たちの17年を占っていく。(展望は日本人メジャー・リーガー所属地区のみ) 文=樋口浩一、写真=Getty Images ナ・リーグ東地区編 イチロー&田澤純一(マーリンズ)
■ナショナルズとメッツの2強は変わらず ナショナルズとメッツが2強となりそうだ。ナショナルズはシャーザー、ストラスバーグ、
ゴンザレスとそろった先発投手陣や、ハーパー、マーフィー、ワースの主力打者陣が充実している。メッツは先発、救援とも投手陣が安定。FAになったセスペデスとの再契約に成功して攻撃力も保っている。

17年も4番目の外野手としてチームの勝利への貢献が求められるイチロー。その中で何本の安打を積み重ねられるか楽しみだ
面白いのはマーリンズ。才能ある若手がひしめく。9月にボートの事故で急死したエースの
ヘルナンデスの穴を埋めるべく、ロイヤルズをFAになったボルケスを補強。44歳の年を迎えるイチローは外野の4番手としてチームに貢献することになる。またレッドソックスからFAになった田澤純一が加入。経験を生かして救援陣を支える。フィリーズは
フランコ、
ジョセフ、
ガルビスといった若い強打者を中心に再建を図る。ブレーブスは新球場サントラスト・パークで新シーズンに臨む。

自身初の移籍で初のナ・リーグでのプレーとなった田澤。中継ぎの経験は豊富なだけに、マーリンズの若い投手陣の精神的支柱になるはずだ
ナ・リーグ中地区編 上原浩治(カブス)
■抑えの上原加入で連覇を狙うカブス 108年ぶりのワールド・シリーズ制覇を遂げたカブス・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン