取材・文=鶴田成秀、写真=中島奈津子 向上心を忘れず追い求める成長
淡々と冷静に。肩で息をして険しい表情を浮かべるも、マウンド上と変わらぬ様子でランニングやダッシュなど、走り込み中心のメニューをこなしていく。ただ、
田嶋大樹が胸に秘める思いは熱いものがある。
「心技体、すべての面で、もっと成長したい。投球で言えばストレートの質、変化球のキレ、幅を広げていきたいんです」
1月4日。高卒3年目を迎え、ドラフト解禁となる2017年の始動日。昨年11月末からブルペン入りをやめてノースローを続け、この日も主にランメニューで体をイジメ抜いた。1月末からの投球再開へ向け、「どんなボールが行くか楽しみ」と話しつつ、「ケガをしないためにも体を強くしないと。今はそういう時期」と、しっかりと地に足を着ける。

1月4日から始動し、ランニングやダッシュ、アメリカンノック[写真]など走り込み中心のメニューで精力的に汗を流している
左腕が口にした“心技体の成長”は、彼の軌跡も象徴する言葉だ・・・
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