WBCでの活躍で、メジャー関係者がその守備を絶賛したと伝えられているが、実際のところはどうなのか!?メジャー現役選手とスカウトたちに直撃。さてMLBでの真の評価とは? 文=奥田秀樹、写真=Getty Images 
目の前で菊池のスーパープレーを見せつけられた守備の名手でオランダのショート・シモンズは、菊池の才能を高く評価し、メジャーでも十分に活躍できると語った/写真もオランダ戦
WBCオランダ代表の遊撃手で、エンゼルスのアンドレルトン・シモンズはメジャー屈指の守備の名手だ。その彼が、球場ダグアウトで
菊池涼介の守備について目を輝かせた。
「キクチは素晴らしいプレーヤー。(2次ラウンド初戦で)オランダが日本に負けたのは、彼が大きな理由だったと思っている。ザンダー・ボガーツのセンターに抜ける打球に追いついて、グラブトスしたプレーには目を見張ったけど、あれだけじゃない。守備範囲は広く、すべての動きがトップレベル。打撃は多くは見られなかったけど、守備に関してはメジャーでも特別な腕前だと思う」
お世辞ではない。「GOD HAND」と敬意を込めて呼ばれたボールさばき。RYOSUKE KIKUCHIの名前は彼の脳にも刻み込まれた。ではメジャーで実際に活躍できるか?
「それは実際にこっちに来て毎日プレーしてみないと分からない。ただ、WBCで対戦した感じでは彼ならやれると思う。打撃もアメリカ戦で本塁打を打ったよね。(体は小さいが)関係ないね。アストロズのホセ・アルトゥーベは170センチもないくらいだけどあれだけ活躍し、相手にとって本当に手強い。キクチもそうなる可能性がある。良い選手は体のサイズに関係なくプレーするんだよ」
WBC前、メジャースカウトの評価は、守備は素晴らしいが、打撃では・・・
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