小学生のときからファンクラブに入り、半世紀近くタイガースのファンであり続けるロックバンド、ウルフルズのリーダー、ウルフルケイスケ氏。5月6日の広島戦[甲子園]での9点差大逆転勝利もテレビで視聴し、大興奮したという。そのケイスケ氏に今年のタイガースへのエールと、優勝するためのファン目線の理想の展開を語ってもらった。 取材・構成=椎屋博幸、写真=BBM、写真提供=株式会社タイスケ デビュー25周年を迎えたウルフルズ。左上からトータス松本、ウルフルケイスケ、右下がサンコンJr.、ジョンBの4人
首位争いまっただ中でもまだ半信半疑が続いてる
交流戦が始まる直前に2位になっちゃったのは悲しいですよお(涙)。今年、
糸井嘉男選手が加入しましたけど、まだまだ若手が成長する段階で「辛抱せなあかんのやろな」と思っていたので、優勝を口にするのは厳しいんちゃうかなあ、と思っていました。これが本音です。
僕は
阪神が2度目のリーグ優勝をした1964年の次の年に生まれ、20歳のときに85年の日本一を経験しました。今年優勝すれば12年ぶり?ぼちぼち優勝してもいい感じや、と思いますよ(笑)。
もともと金本(
金本知憲)監督の方針に大賛成の虎ファンです。若手を起用しないかな、生え抜きをつくらんかなあ、と思っていたときに監督就任となったんで「超変革」に期待しているんです。昨年はいろいろと若手を使い経験を積ませましたしね。いい感じで改革が進んでいると思っています。
そんな中で、今年も広島は強いし、
巨人も大型補強をしたんで、優勝は難しいだろうから、せめて若手にさらに多くの経験を積ませて、成長してくれたらという程度で考えていたんです。それが、開幕からベテラン3人衆、
福留孝介選手、
鳥谷敬選手、糸井選手が絶好調。このまま最後まで続いてくれたらいいのになあ、と思ってるんです。
5月6日の広島戦[甲子園]で9点差をひっくり返して勝ちましたでしょ? あれはホンマ、ミラクルです。85年のバース、掛布(
掛布雅之)、岡田(
岡田彰布)のバックスクリーン3連発以来のミラクル。あの試合が振り返ったら、優勝の起点になった、というようなシーズンになればいいなあ、とは思います。
でも核にならないといけない若い選手が・・・
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