積極的な大型補強に動くことは少なく、生え抜き選手を育てるスタイルを貫くカープ。脚光を浴びる機会は多くないが、着々と成長を遂げている高卒ルーキーたちを紹介しよう。 写真=BBM ※成績は7月16日現在 早々に二軍の主力となり実戦で腕を磨く捕手

坂倉将吾
2月12日、宮崎県日南市で行われていた一軍春季キャンプに、二軍だった4人の高卒ルーキーが、1日だけ合流してきた。その日の光景は忘れられない。3人の投手がブルペンに入れば、首脳陣は驚きの表情を見せた。唯一の野手の打撃練習ではスタッフもゲージにくぎ付けである。立ち会ったスカウト陣は納得の笑顔だった。
そもそも育成能力には定評がある
広島。あれから約半年、高卒ルーキーは、それぞれのアプローチで大いなる成長を遂げている。
日大三高からドラフト4位で入団した
坂倉将吾は、とにかく実戦の中で鍛えられている。チームは19歳の強打の捕手に多くのチャンスを与えている。59試合の出場はチームの捕手で最多。ときには「二番・DH」という起用も含め、さまざまな経験を積ませている。
水本勝己二軍監督は期待を寄せる。「高卒ルーキーでこれだけ振れる選手はなかなかいません。前田(
前田智徳)や誠也(
鈴木誠也)もそうでしたが・・・
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