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カープ37年ぶりのリーグ連覇!

広島・栄光のV2戦士たち 薮田和樹、丸佳浩、鈴木誠也、松山竜平

 

数々の激闘を乗り越え、つかみ取ったリーグ2連覇。その栄光に大きく貢献したカープ戦士たちを紹介する。
※成績は9月17日現在

薮田和樹 最大のV貢献者


写真=小山真司


 今季最大のブレークを果たした薮田和樹。開幕当初は中継ぎとして、リーグトップクラスのフル回転。5月終盤に野村祐輔が腰の違和感で登録抹消となったのと入れ替わりに先発転向すると、そこから破竹の6戦6勝。その後も最多勝争いに参戦する活躍ぶりで、チームの勝ち頭となった。「中継ぎでの経験は大きい。リリーフ投手にどれだけ負担がかかっているかはほかの先発投手以上に意識したい」。求められる場所で結果を残さなければいけない救援の苦労。それを知るからこそ、強い気持ちで2度の完封勝利をマークした。

 勝てば優勝となる9月16日のヤクルト戦[マツダ広島]では7回4失点でチームを勝利に導けずに「次に勝てるようにしたい」と唇をかんだ。この悔しさもまた、成長へとつなげるつもりだ。

丸佳浩 頼もしき攻守の支柱


写真=小山真司


 快進撃を演じたチームの中心には、常に丸佳浩の姿があった。優勝まで全試合に「三番・中堅」で先発出場。まさに攻守の背骨に座った。また、試合前の練習ではウオーミングアップの先頭に立ち、声を張り上げて先導。それはチームが負けた、あるいは自身に快音がなかった試合の翌日も変わらない。チームを背負って立つその姿に、ベテランの赤松真人は「ミスがあっても切り替えられる。チームを引っ張っていくレギュラーがそういうタイプだと頼もしい」と信頼を寄せた。

 優勝決定日時点で連続無安打は最長でも3試合。時にはランナーをかえし、さらに自分が塁に出れば、俊足を生かして相手守備をかき乱す。赤ヘル打線がシーズンを通して猛威を振るったのは、このキーマンがいたからこそだ。

鈴木誠也 V2に貢献した新主砲


写真=前島進


 打率.300、26本塁打、90打点。シーズンを通して見ても十分な成績を、約1カ月前にたたき出していたのだから恐ろしい。シーズン途中で無念のリタイヤとなった鈴木誠也だったが、連覇に貢献したことを疑う者はいないだろう。

 大ブレークを果たした昨季からさらにマークが厳しくなる中、4月25日からは不動の四番を張った。6月14日のオリックス戦[マツダ広島]では延長12回にサヨナラ本塁打を放っても「これまでチャンスで打てていなかったから」と反省が口をついたように、主砲としてのプレッシャーと戦いながらのシーズンでもあった。8月23日のDeNA戦[横浜]で右足首を負傷し、悔しさとともにチームの終盤戦を見つめた。「無敵になって帰ってきます」。その言葉を誰もが信じている。

松山竜平 存在感が増したザ・バッター


写真=小山真司


 松山竜平は自らを“ザ・バッター”と表現する。「打たないとこの世界では生き残れないと思っている」。自身の存在意義をかけたバットで、今季はいく度も快音を響かせた。

 特に存在感を増したのが、優勝が迫った9月戦線。負傷離脱の鈴木誠也に代わって四番に座ると、17日までに13試合で打率.479、4本塁打、17打点の驚異的な成績をマーク。緒方孝市監督を「マツコがいい打撃をしてくれた」と連日のようにうならせた。

 これまで左腕に弱い印象が強かったが、「そこまで苦手意識はない」と自主トレに自費で左投手を帯動させるなどして克服。9月10日の中日戦[ナゴヤドーム]では左腕の岩瀬仁紀から2ランを放つなど自力でレッテルをはがし、誰もが認める“ザ・バッター”となった。
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