4年ぶりの超短期決戦だ。日本一への挑戦権を得る戦い、その第一関門、CSファーストステージに挑む西武。楽天相手に負けられない一戦となるが、果たして栄光をつかみ獲ることができるか。中心選手としてチームを引っ張ってきた秋山翔吾に聞いた。 取材・構成=椎屋博幸、写真=松村真行 ※成績・記録は10月1日時点 選手の思考が一つにまとまった
『CATCH the FLAG 栄光をつかみ獲れ!』 シーズン終盤、2017年のチームスローガンに“栄光を”を加えた新たなフレーズを旗印に戦ってきた。“栄光”とは当然、日本一のことだ。ソフトバンクにリーグ優勝はさらわれたが、4年ぶりにCS出場を決め、08年以来の日本一を得る戦いにエントリーすることはできた。あとは一気に頂点を狙うだけ──。 そのために、是が非でも確保したいのはファーストステージの本拠地開催だ。9月18日のソフトバンク戦、メットライフドームで行われた一戦で今季の主催試合での観客動員数が実数発表となった2005年以降、最速で150万人を突破。ペナントを2位通過となれば、例年以上に熱い声援を送ってくれたファンとともに本拠地で戦える。それが力強いアドバンテージになることは当然、背番号55も感じている。 ──10月1日現在、西武は楽天に3ゲーム差の2位ですが、CSファーストステージを戦うにあたって、やはり本拠地で戦うか、否かで違うものでしょうか。
秋山 まず、2017年のライオンズということを考えると、2位で終わることは重要です。ソフトバンクに10ゲーム差以上離されてしまいましたが、時間が経って振り返ったとき、CSの結果を抜きにして「17年は2位だった」という事実だけが残るわけですから。
──歴史に刻まれるのなら3位より2位がベターなのは確かです。
秋山 その上でCSに関していうと、ビジターのほうが戦いやすい場合もあるでしょう。完全に腹をくくって戦うことができるわけですから。ただ、やはりホームアドバンテージはある。自分たちが声援を受け続けることをモチベーションにしてプレーできますし、例えば相手投手が・・・
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