負の連鎖を断ち切ったのは新人左腕だった。3連敗で迎えた第4戦、8回一死まで無安打投球を続け、つかんだ今シリーズ初勝利。シーズンを通して培った快投を支えた捕手・高城との阿吽の呼吸が実った。 文=滝川和臣、写真=小山真司 
8回一死まで無安打投球の快投で今シリーズ初勝利を呼び込んだ濱口。新人らしからぬ冷静かつ大胆さが光った
3打席を凡打に封じていた
柳田悠岐に一塁への内野安打を許しピンチを広げると、
ラミレス監督は投手交代を告げた。日本シリーズという特別な舞台での快挙を逃し、悔しそうにマウンドを降りる
濱口遥大を横浜スタジアムの2万7000人のファンが大歓声で迎えた。日本シリーズ第4戦の先発を託されたルーキー左腕は、7回2/3を投げ119球、7奪三振、自責点0。8回一死までノーヒットノーランの快投を演じ、3連敗で崖っぷちに立たされていたチームを救った。
ヒーローインタビューに立った濱口は「すごく緊張しました。とにかく自分の力で全力でぶつかっていこうとマウンドに上がりました。高城(
高城俊人)さんのおかげです!」と先制ソロを放った
宮崎敏郎の横でお立ち台に立つ頼れる“先輩女房”の名前を感謝とともに口にした。
今季、ドラフト1位で入団した濱口は、春季キャンプで一軍入りすると・・・
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