崖っぷちの状況で意地を見せた。第4戦で主砲に飛び出した待望の一発は逆転の2ラン。この“四番”なくしてDeNAの奮闘は語れない。だからこそ、この悔しさを来季への糧とする。 
写真=小山真司
左翼のポジションから足早に、三塁ベンチ裏へ姿を消した。現実はつらく、厳しいものだった。
11月4日。DeNAの、
筒香嘉智の2017年が終わった瞬間だ。3位からクライマックスシリーズを勝ち上がり、レギュラーシーズン94勝の
ソフトバンクに挑んだ日本シリーズ。敵地で連敗スタートから本拠地で2勝1敗と押し戻し、再びヤフオクドームに戻った第6戦だった。
勝利を目前にした9回一死から抑えの
山崎康晃が
内川聖一に同点ソロを浴び、最後は延長11回にサヨナラ負け。「必ず日本一になって、ファンのみなさんに喜んでもらいたい」と誓った19年ぶりの頂点には立つことができなかった。
1四球こそ選んだが、第6戦は4打数無安打。延長10回一死二塁では守護神・
サファテの155キロに見逃し三振。
「個人としても、チームとしても・・・
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