日本ハムの中継ぎエース・宮西尚生。今シーズンもフル回転の活躍でパ・リーグ史上初の10年連続50試合以上登板に加え、通算250ホールドも達成した。なぜ北の鉄腕は結果を出し続けられるのか。そこにはあくなき向上心と、絶対の自信を持つ「魔球」の存在があった──。 
独特な変則フォームから繰り出される「魔球」を武器に、並み居る強打者を翻ろうし続ける北のタフネスサウスポーだ
用意周到でクレバーな百戦錬磨の男
変幻自在に自分が生きる道を常に模索してきた。宮西尚生が第一線で活躍し続けられる理由がそこにある。
長年バッテリーを組んできた
大野奨太はこう評す。「日々の状態を見ながら1つの球種を何種類にも投げ分けている。技術の高さは本当にすごいですよ」。そのボールとは「スライダー」。状況に応じてスピード、変化量を打者によって数センチ単位で自在に変えている。過去の対戦も布石にして最善の選択肢を考え尽くしながら、あえて1つの球種を投げ分けることで打者を幻惑し、いつしかそのボールは分かっていても打てない“魔球”と呼ばれるまでになった・・・
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