全米を巻き込む狂想曲の末に、日本ハム・大谷翔平のエンゼルス移籍が決まった。今オフのメジャー移籍第1号。これにこのオフはこちら(→メジャーを目指す日本人たちの決断)で紹介した涌井秀章、平野佳寿らが続くと予想されるが、ここでは一足お先に2019年シーズン、つまり、来オフにポスティング&海外FAでメジャー移籍を表明しそうな選手を予想し、紹介しよう。2020年以降にはさらに楽しみな選手も!? 西武・菊池雄星 9年越しの夢まであと一歩

きくち・ゆうせい●1991年6月17日生まれ、岩手県出身。184cm100kg。左投左打。甲花巻東高-西武10
■来オフMLB移籍可能性 90% 結論を出したのはドラフト4日前だった。2009年10月25日、花巻東高3年の
菊池雄星は悩んだ末に日本でプレーすることを決断。記者会見で自らの進路を表明した。
154キロ左腕として甲子園を沸かせた菊池。その視線の先に、メジャー・リーグがあったのは確かだった。同年9月上旬、本誌インタビューで「高校生で日本のプロ野球を経由しないでメジャーへ挑戦した例はまだないので、自分が先駆けになりたい。気持ちは五分五分です」と語っていた。
10月5日にプロ志望届を提出後、日米20球団と面談。同席した花巻東高・佐々木洋監督と両親による話し合いは決断を下す前日まで続いたが、最終的に菊池自身が日本でプレーすることを選択した。
「判断基準はとにかく、日本で一番のピッチャーになって・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン