
通算360本塁打を誇る村田だが、まだオファーはない/写真=BBM ※契約情報は12月18日時点
真冬の重い冷気が、一人のベテランを包んでいる。名門・
巨人から“別れ”を告げられた
村田修一に、新天地からの誘いはまだ、ない。
「故障個所もない。ハートもまだ保てている。少ないチャンスの中でも野球をやって、それだけのものは残したつもり。だから、まだやろう、やりたいなという思いはあります」
球界を代表する右の大砲が2017年、現役生活の瀬戸際に立たされることなど、誰が予想しただろうか。シーズン終了後の10月13日、村田は球団から自由契約を言い渡された。17年は開幕から新外国人のC.
マギーが三塁で起用されたため代打が中心だったが、後半戦は随所で勝負強さを示し、三塁の定位置を奪還。終盤戦で3試合連続本塁打を放つなど打率.262、規定打席未到達ながらチーム5位の14本塁打、同4位の58打点をマークした。
それでも12月28日に37歳を迎えるベテランであることは自覚しており、「今年以上に立ち位置が厳しくなっても仕方ない。FAしないで巨人に残ろう、と思っていた」と・・・
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