若手の飛躍で広島がリーグ連覇を遂げた影響もあってか、近年は“育成”に重きを置く球団も多くなり、より重要度が増しているのがコーチの存在だ。例年以上に各球団でコーチ陣の入れ替えが行われる中で、特に大きな動きを見せた2017年の下位球団。その新コーチ招へいの狙いを探る。 ※情報は12月18日時点 Pick Up Coach1・鳥越裕介コーチ(ソフトバンク→ロッテ) 整える再建への“下地”

鳥越裕介ヘッドコーチ兼内野守備・走塁コーチ[右]
井口資仁新監督の就任にともない、
ロッテはコーチ陣の顔ぶれも一変した。トレーニング系のコーチを除けば、一軍コーチとして2017シーズンからとどまるのは
小林雅英投手コーチのみとなる。
狙いは明確だ。新指揮官がスタッフに求めたのは「野球観が一致」していること。春季キャンプでは一、二軍の枠の撤廃を明言しているが、その橋渡しとなる二軍監督には同じ東都大学リーグ出身で同学年の盟友・
今岡真訪氏を招いた。またチーム打率がリーグ最低に終わった打撃陣のテコ入れのため、井口監督の師匠的存在でもある
金森栄治氏が6年ぶりに打撃コーチに復帰している。
投手コーチには元エースの
清水直行氏を呼び寄せ、やはり東都リーグ時代からメジャーまでの戦友にして同学年の小林コーチとともに、チーム防御率がリーグワーストの4.22だった投手陣の立て直しを託す。バッテリーコーチにも青学大の同級生である・・・
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