日本球界を代表するエースだ。2013年のプロ入りから互いを認め合い切磋琢磨。新シーズン、そして20年の東京オリンピックに向けてもさらなる成長と進化を誓い合う。日本球界のレベルアップに大きく寄与する2人による、新春を飾るにふさわしいプレミアムな対談をお届けする。 構成=坂本匠、阿部ちはる、写真=小倉元司(インタビュー)、BBM、協力=テレビ東京 登板前夜のステーキ、菅野大量失点のワケ
菅野智之が1学年上だが、プロの世界へは2013年の同期入団。この年はともに巨人、楽天でリーグ制覇に貢献し、日本シリーズでも顔を合わせた(楽天が初の日本一)。以来、互いを意識し、次第に認め合うようになっていったという。そんな2人はエピソードに事欠かないが、まずは17年、『菅野大量失点事件(5月30日、Koboパーク宮城での楽天対巨人。先発の菅野は17年ワーストの5回8失点、自責点6でKO。チームは5対13で大敗を喫した)』の真相からスタートしよう。 ──2人で食事に行くときは、どんな話をするんですか。
菅野 野球の話が多いよね?
則本 前に食事に行ったときは、ワインの種類について話しましたね。
菅野 珍しく飲んだよね、この前。
則本 あれ、おいしかったですから。
菅野 あぁ……。オレが普段飲ませているのはおいしくないから(いつもは)飲まなかったわけか。
則本 違います! そういうことじゃなくて。いつもおいしくいただいています。ワインはそれまであまり飲まなかったんですけど、あのワインは(特に)おいしかったですから。
菅野 ……そうだね。
則本 シーズン中、いつも菅野さんのピッチングをチェックしているんです。17年は特に点を取られないな~と思いながら見ていたんですけど、ウチとの試合で大量失点したときは、前日に一緒にご飯に行っていて……。
菅野 そう! ノリの策略にはまったんだよ。
則本 (爆笑)。ちょっと・・・
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