長いプロ野球の歴史で、開幕投手の栄誉に浴した男たち。その一人ひとりに多くのドラマがある。ここでは12球団別に過去の開幕投手を振り返りながら、物語に紡ぎ上げていく。 ※記録は2リーグ制以降 
6度、開幕投手を務めた松坂。しかし、勝利を挙げたのは02年のみと相性は悪い
今年、菊池雄星が無事に務めれば左腕初!
ライオンズでは過去28人が開幕投手を務めているが、3年連続以上で大役を果たしたのは
稲尾和久、
田中勉、
東尾修、
西口文也、
松坂大輔、
涌井秀章の6人だ。今年は
菊池雄星が内定しているが、これで3年連続。過去の6人はすべて右腕だったので、菊池がアクシデントなく、無事に開幕マウンドに上がれば、左腕では初の出来事となる。
球団最多の4勝を挙げている稲尾は西鉄時代、1960年から4年連続で最後まで投げ抜いて、すべてに勝利。61、62年は連続完封勝利だ。特に61年は小倉で近鉄を3安打でシャットアウトすると、そこから先発、リリーフにフル回転。78試合に投げ、史上最多タイの42勝をマークする驚異のピッチングを見せた。
10試合と球団最多登板を果たしている東尾だが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン