開幕8連勝の西武が首位を走り、前年最下位のロッテが3位に食い込むパ・リーグ。空前の大混戦となっているセ・リーグでは、8連勝のDeNAが首位に立った。果たして、いま12球団に何が起こっているのか。今回は“春の陣”の焦点を徹底検証する。 ※成績は4月15日現在 
粘り切れずに早くも3敗を喫している金子千尋
得点機を逃す攻撃と粘れぬ投手陣――。個の力は持ちながら試合の主導権を握れず、借金は早くも5と、開幕ダッシュに失敗。選手起用も後手に回るなど、ベンチも含めたチグハグな状況は数字を見ても明らかだ。 【PITCHER】続く“粘り負け” 踏ん張れない先発。後手に回る救援陣
先発投手たちは、そろって試合後に同じコメントを残している。「何とか粘りたかった」――。
初の大役を任された
西勇輝が、
ソフトバンクとの開幕戦(ヤフオクドーム)で好投も、8回に先制点を献上して0対2の惜敗。開幕3戦目も
山岡泰輔が鷹打線を5回まで散発3安打に封じたが、6回に4失点を喫して逆転負け。開幕カードを1勝2敗と負け越すと、以降も先発陣が粘れず、ロッテとの本拠地開幕戦(京セラドーム)では金子千尋が6回まで無失点も、7回に四球から崩れて逆転負けを喫した。開幕14試合を終えて喫した9敗は、すべて先発投手に黒星がつくなど、先のコメントが物語るように・・・
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