開幕8連勝の西武が首位を走り、前年最下位のロッテが3位に食い込むパ・リーグ。空前の大混戦となっているセ・リーグでは、8連勝のDeNAが首位に立った。果たして、いま12球団に何が起こっているのか。今回は“春の陣”の焦点を徹底検証する。 写真=BBM ※成績は4月15日現在 
開幕から不安定な内容が続き、中継ぎに回った薮田[中央]
球団初のリーグ3連覇を目指すチームが大きな関門に直面している。開幕先発ローテーションに、5人の2ケタ勝利経験投手を並べてスタートした広島だが、不安定な投球が続出。早くも立て直しを迫られている。勝利のカギを握るのは、新たなる戦力だ。 裏ローテの頭が中継ぎに配置転換
東京ドームにどよめきが走った。4月13日の
巨人戦。先発の
野村祐輔が5回8失点と崩れ、1対8と大敗ムードの6回、マウンドに上がったのは、3日前に先発した
薮田和樹だった。
昨季に15勝を挙げ、勝率第一位投手のタイトルを獲得した薮田。開幕投手候補にも挙がっていた今季は、裏ローテの頭である火曜日の先発を任された。4月3日の
ヤクルト戦(神宮)では5回3失点で勝利投手となったものの、7四死球とコントロールが安定せず。続く10日の
阪神戦(甲子園)では5回1/3を投げて3失点(勝ち負けつかず)。8四球を与えるなど課題を修正できなかった。
状態を重く見た
緒方孝市監督は・・・
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