ケガや不調で苦しんだ新旧四番。しかし、このままで終わるわけがない。3連覇に欠かせない2選手がここからの巻き返しを期す ※記録、成績等は5月21日現在 存在感がもたらす好影響

新井貴浩/内野手/2018年成績:3試合2安打0本塁打1打点0盗塁、打率.182
若い選手の中に、1人のベテランが加わったことで化学反応が起きている。チーム最年長の新井貴浩が、5月11日の
阪神戦(マツダ
広島)で一軍の舞台に帰ってきた。練習前の円陣で「新聞で野間(
野間峻祥)選手の高打率を見るたびに下痢が止まりません。よろしくお願いします」と好調の後輩をいじり、爆笑を誘った。その後も野間や
バティスタをターゲットに自然と新井の周りには笑いが起き、ベンチのムードも変わる。その雰囲気はプレーにも。復帰戦では
菊池涼介とバティスタが2本のアベック弾を放ち、
石原慶幸は今季2度目の猛打賞で通算1000安打を達成した。チームは13安打14得点。新井にとっての20年目のシーズン幕開けを祝うかのような大勝となった。
黒田博樹氏とともに広島に復帰した2015年から精神的支柱としてチームを支える。一昨年は主軸として25年ぶり優勝に貢献。MVPも受賞した。昨年は先発出場こそ減ったものの勝負強さは健在。プレー面だけでなく引っ張ってきた。
3連覇、そして日本一を目指す今季も、新井の力は不可欠だ。だが・・・
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