セ・リーグ序盤戦は最下位ながら、交流戦で快進撃を見せて球団初の勝率1位を勝ち取ったヤクルト。セでは“独り勝ち”状態で、上位とのゲーム差を一気に詰めた。この強さは本物なのか。そして、混セを勝ち抜くことはできるのか。ヤクルト前監督で、現在は野球解説者の真中満氏が、チームの現状と今後を分析する。 
6月24日の巨人戦[東京ドーム]に勝利し、東京ドームでの連敗は「7」でストップ。ここから再び勢いに乗るか
勝負強さが戻った主砲・バレンティン
打線で目を引くのは、
バレンティンの好調ぶりですね。ここまでリーグトップタイの17本塁打を放っていますが、そのうち逆転本塁打と同点本塁打が2本ずつ、勝ち越し本塁打が1本と、勝負強さが際立っています。バレンティンを四番に固定することで、昨季は中軸だった
山田哲人の一番起用も可能となり、相手のマークも分散されました。攻撃のバリエーションが増えましたね。
バレンティンを含めて故障者が続出した昨季は、シーズンを通して試合に出続けたのは山田哲と
坂口智隆くらいでした。山田哲は昨季、不調のまま終わりましたが、それには理由があり・・・
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