ドラフト候補選手にとっても「夏本番」だ。野球シーズンの最も盛り上がる季節、ボルテージは最高潮に達している。高校生、大学生、社会人の有力選手の動向をリポートする。 取材・文=上原伸一 
今夏はエースとしての役割も担うが、NPBスカウトからは打者としての才能が高く評価されている。高校生を超越している打球は見逃せない/写真=中島奈津子
射程圏内に入った目標の60本塁打
2015年は
愛斗(武田愛斗、旧姓・大瀧愛斗)(
西武4位)、16年は
高橋昂也(
広島2位)と
岡崎大輔(
オリックス3位)、そして昨年17年は
西川愛也(西武2位)と
清水達也(
中日4位)。花咲徳栄高はここ3年、夏の甲子園での好成績(8強→16強→優勝)と呼応するように、連続でドラフト指名選手を輩出している。
その花咲徳栄高には今年もドラフト指名が有力視されている選手がいる。2年時から四番に座る
野村佑希だ。潜在能力の高さは、昨夏の甲子園で実証済み。本塁打を2本たたき込んだ右の長距離砲は、チームトップの打率(.520)をマークし6本の長打も放った。確実性も発揮し、埼玉県勢初の夏の全国制覇に貢献した。
今年に入っても持ち味の長打力は健在だ。3月の練習試合解禁からすでに・・・
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