現役外国人選手では最長9年目のシーズンを送っているメッセンジャー。国内FA権を取得し、来季からは日本人枠扱いとなる。なぜ、異国の地で活躍を続け助っ人としての役割を果たせているのか。今回その秘訣を聞いた。キーワードはすべて「心」に関わるものだった。 取材・構成=椎屋博幸 写真=BBM 通訳=栗山正貴(阪神タイガース) 
写真=毛受亮介
1年で終わる助っ人にはなりたくなかった
──今回のインタビューは、レジェンドという言葉を一つのテーマとしてお話をうかがいたいと思っています。
メッセンジャー(以下メッセ) まさか自分が、そういう言葉について話すとは思ってもいなかったよ。ここまで日本で9年間、やってきたことの積み重ねによって、そういう言葉を僕に使ってくれるということは光栄だと思っている。
──9年も前の話ですが、2010年、来日するときの飛行機の中ではどういう思いを持っていたのでしょう。
メッセ アメリカから日本へは長いフライトだから、本当に遠いところへ野球をプレーしにいくんだな、と実感した。不安もあったけど楽しみのほうが大きかったよ。だからかな、なかなか寝付けなかった、というか、一睡もしなかったね。
──昨年1年間、週ベでコラムを担当してもらい
(→こちら)「続ける」ことと「変える」こと。この2つが、メッセンジャー選手の成功への秘訣なのではと思いました。1年目は成績が出ずに「変える」部分と「続ける」部分の2つがあったと思います。
メッセ そうだね。まず「変えること」。これは1年目・・・
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