ここでは変化球にまつわるさまざまな謎、疑問に解答していこう。まことしやかに囁ささやかれていたウワサ話も、その道の“専門家”がスッキリ解決。これであなたも変化球通!? 文=奥田秀樹 写真=GettyImages 
1995年に近鉄からドジャースに移籍した野茂英雄は、トルネード投法とフォーク、SFFを武器にメジャーを席巻し、通算123勝を挙げる。現在はパドレスのアドバイザーとして若手を指導
“危険球”として認知も、一部では変化あり
現地時間7月13日、パドレスのセットアッパー、カービー・イエーツがスプリットでカブスのオールスターコンビを手玉に取った。巧打者のハビアー・バエズは内角低め、若手の強打者、ウィルソン・コントレラスは外角低めに落とし、空振り三振に斬って取ったのだ。
昨年4月27日、パドレスで初登板するまでは、メジャー3球団で99試合に登板、防御率5.47だった投手が、昨季は61試合で防御率3.72。今季は前半戦39試合で防御率1.43である。現在31歳。30代で生まれ変われた理由はスプリットを使用したことが大きかった。
「ヤンキースにいた2016年に
田中将大に握りを教わった。当時、私のスライダーは曲がらないし強打され続けたので、新しい球種を覚える必要があった」
実戦で使うようになったのはパドレスに移籍してから。
「昨季良かったから、今季はチームからもっと投げろと指示された。春のキャンプでは球団アドバイザーの野茂(野茂英雄)さんの指導も受け・・・
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