巨人のV9を筆頭に過去、いくつかのチームが球史の中に黄金時代を築き上げた。その一つの基準が「3連覇以上」ではないか。過去セ・リーグでは巨人以外の達成はなかった。まさに広島は新たなる時代を切り開いたとも言える。 
巨人V9[1965-73]
巨人、南海、西鉄の切磋琢磨
「黄金時代」の定義については、いろいろな考え方があるが、いわば“発生割合”から考えても「3連覇以上」を1つの基準にしていいのではないか。
2リーグ制後の3連覇以上は、セ・リーグでは巨人が5回、直近は2012から14年で、他球団は皆無だ。パ・リーグでは南海(
ソフトバンク)が2回、阪急(
オリックス)が2回、西鉄・
西武が3回とセより多く、球団も分かれるが、1994年5連覇を達成した西武を最後に出ていない。
結論から先に言えば、65年秋からスタートしたドラフト制以降、戦力の均等化が進み、3連覇以上達成のハードルが高くなっている。その中での達成は、例外なく豊富な補強資金を持つ球団だった。その意味では、今回の広島3連覇は、例外的とも言える。
では、球史を「黄金時代」をキーワードに振り返っていこう。3連覇以上の最初は・・・
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