「将来性」の高校生に対して、大学生には、2019年シーズンから一軍での活躍が期待される「即戦力」が顔をそろえる。特に注目を集めるのは、神宮で成長を遂げてきた東洋大150キロ右腕トリオだ。 取材・文=佐伯要 写真=菅原淳 
甲斐野央 最速158キロ。絶対的守護神として、侍ジャパン大学代表でも活躍した
2年前の春。甲斐野央は専大2回戦で150キロを計測した。そのとき、神宮球場の応援席にいた
上茶谷大河と
梅津晃大は「オレたち、置いていかれたな」「このままじゃダメだな」と話したという。そこから3人の成長ストーリーが始まった。
東洋大の守護神・甲斐野は神宮球場での学生最速記録である158キロの直球と140キロ前後のフォークが武器。「プロで長く、野球がしたい」と言う甲斐野を、あるNPBスカウトは「強くて角度のある球を投げる。クレバーな投手」と評価している。3年春までは計7試合(15イニング)で投げただけだった。「どうしたら投げさせてもらえるのか、ずっと考えていた」と振り返る。
ブレークは3年秋。それまでは強い球を投げようと力んでいたが・・・
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