「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が10月25日、東京都内のホテルで開催された。広島とソフトバンクによる日本シリーズ開幕2日前、全国の野球ファンが逸材たちの人生の岐路に注目。NPBドラフトで83人、育成ドラフトで21人の計104人が指名された運命の「10.25」を徹底特集する。 取材・文=椎屋博幸 写真=江見洋子 
オリックスから1位指名され、ビックリしながらも喜びの表情を見せる太田
2年で野球の技術が飛躍。3年でひと回り大きな人間に
「まさか」という戸惑いとうれしさが混同した表情になった。オリックスの1位指名に笑顔を見せた
太田椋は「早く名前を呼んでほしいとは思っていましたが、1位とは」と喜びをかみしめた。
大阪桐蔭高の
根尾昂、報徳学園高の
小園海斗とともに「遊撃手ビッグ3」と言われた。中学時代にはU15の日本代表にも選出された。1年の夏からレギュラーとなり、高校通算31本塁打の長打力も持ち合わせ、50m6秒1の俊足。守備も堅実だ。
高校2年の春から夏にかけ守備力が飛躍的に伸びた。1980年夏の甲子園で4強に入ったときの名遊撃手だった大西卓也副部長が指導にあたり「飛躍的な守備力を身に付けた」(
中村良二監督)。2年の夏で攻守走においてプロのスカウトが注目する存在になった。
中村監督は新チームになり太田を主将に指名。そこから・・・
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