リーグ2位から2年連続の日本一監督となった工藤公康。日本一に限れば、選手として11回、監督では3回とまさに短期決戦を熟知している。指揮官の日本一への執念が、ソフトバンクに栄冠をもたらした。 文=福谷佑介(スポーツライター) 
選手たちに「日本一になりたい」とはっきり伝え、選手たちもその気持ちに応えての2連覇だった
真っ赤に染まった
広島の本拠地・マツダ広島。その中心でソフトバンクの工藤公康監督の笑顔が弾けた。パ・リーグ2位から“下克上”を果たし、2年連続の日本一。悔しさを乗り越えて頂点へと駆け上がった選手たちの手で、指揮官は15回も宙を舞った。
就任4年間で3度の日本一。現役時代にもリーグ優勝14回、日本一11回を経験し、短期決戦を熟知している指揮官は、2018年のポストシーズンでも勝負強かった。
下した“決断”の数々が、ソフトバンクに勢いを呼び、流れを引き寄せた。最たる例が・・・
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