
延長10回、バットを折られながらもサヨナラ弾を放った柳田。主砲の日本シリーズ初アーチでソフトバンクが連覇に王手をかけた
失敗を引きずらずに指揮官はカードを切り続けた。最後まで貫いた攻めの姿勢が劇的な勝利を呼び込んだと言っていいだろう。
まずは4回、2対1と逆転に成功し、なおも無死一、二塁で、
内川聖一が送りバントの構え。これには球場がどよめいた。追加点にはつながらなかったが、2011年にソフトバンクへ移籍して以降初めてとなる犠打をしっかりと決めた。「悪いけど『バントしてくれ』と。(決めた後)ベンチに帰ってきたときに、帽子を取ってありがとうと伝えました」。試合後、工藤監督はそう明かした。
5回に二死二塁で打席に
丸佳浩を迎えた場面でも素早く動く。2回に1点を失ったものの粘りの投球を見せていた先発・
千賀滉大に、交代を告げた。「制球に苦しんでいたので」。第1打席で左飛に打ち取り、第2打席は見逃し三振と決して丸を苦にしていたわけではなかったが、左腕の
モイネロへスイッチ。しかし・・・
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