2000年代を代表する中日の最強クローザー・岩瀬仁紀が20年の現役生活にピリオドを打った。44歳ラストシーズンに打ち立てた前人未到の1002試合登板と、407セーブまでの軌跡を振り返る。 
9月28日の阪神戦[ナゴヤドーム]で1000試合登板を達成し、笑顔の岩瀬仁紀
シーズン50試合登板を20年
通算1000試合出場は496人目。これまでこの大台に到達した選手は当然、野手だけだったわけだが、80年を超えるプロ野球の歴史の中で、それでもまだ500人に届いていない記録である。その輝かしい記録に岩瀬仁紀は496人目にして初めて、投手で辿(たど)り着いた。これが投手にとっていかに困難な記録であるか、“シーズン50試合登板を20年”と書けば、伝わるだろうか。岩瀬の現役生活もちょうど20年。1000試合には、「コツコツと積み上げてきた」とは到底表現できない重みがある。
デビューは1999年の開幕戦。ナゴヤドームに
広島を迎えた一戦は・・・
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