投手編(関連記事→「槙原寛己が解説!! 巨人・最新戦力分析【投手編】」)に引き続き、野手編は篠塚和典氏が解説。原辰徳監督が進める二番・丸佳浩、坂本勇人起用プランの成功のカギを握るのはその前後の打者だった。 解説=篠塚和典[元巨人、野球解説者] 
広島からFA移籍の丸は注目を集める中でマイペース調整を貫いた
臨機応変な選手起用
原辰徳監督が早い段階から明言していた二番に丸佳浩、三番に坂本勇人を置く攻撃的なオーダーを実戦で試していますね。原監督は丸と坂本を入れ替えるプランも頭に思い描いているようですが、キャンプ時点では二番に丸を置くオーダーがまずまず機能しているように思います。
そのカギを握っているのが一番起用が続く
吉川尚輝でしょう。大卒3年目の選手で、昨季は夏場過ぎまで二番・二塁で定位置をつかんだものの、走塁中の骨折で離脱。まだフルにシーズンを戦い抜いたことがない点が不安なポイントではありますが、素材を見れば足もあるし、今年は積極的な走塁も目立っています。宮崎、沖縄と続くキャンプの実戦で出塁率が高く、丸の前に塁に出てすかさず盗塁、無死二塁という状況を頻繁に作り出しています。これこそ原監督が思い描く・・・
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