若虎の中に一大勢力がある。藤浪晋太郎を中心に10人がそろう今年25歳の1994年組だ。今年、新たに3人の94年生まれのルーキーが加入し、いずれも即戦力の評価を得ている。彼らがレギュラー、そして主軸となり14年ぶりのリーグ優勝を奪いにいく。 ■藤浪晋太郎投手 エース復権へ燃える 
同世代の活躍を力に変えて、藤浪は復活を期す
あいさつする程度だった関係でも、同じ歳というのは、それを知るだけで不思議と距離感が縮まり、あっという間に仲良くなれるものだ。集うだけで、なんだかパワーが増す気がする。高卒、大卒、社会人と入団までの道のりは十人十色だが、
阪神には1994年生まれの同級生が多い。それも、エース、四番、ショートストッパーとチームの“幹”になれる男たちがそろっている。
沖縄・宜野座キャンプでブルペンの主役といえば、94年生まれの1人、藤浪晋太郎だ。午前、午後の“おかわりブルペン”は当たり前で、計200球を超えることはざらだ。1日300球近く投げる日もあった。昨季は5勝(3敗)に終わり、復活を期する2019年だが、同期ならではのモチベーションもある。
「北條(
北條史也)は中学時代から知っていますし、同じ大阪出身ですしね。94年生まれで阪神に最初からいる2人。ほかの選手と・・・
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