2019年型カープの、昨年と比べての最大の変化は、やはり丸佳浩が去り、長野久義が入団したことだろう。このことにより、チームには当然、新たな化学変化が起きることになった。新しい「鯉の顔」によってもたらされた効果とは? 
春の陽光を浴び、笑顔を見せる。長野が振りまく陽性のオーラで、チームのキャンプ、オープン戦の風景にも明るさがもたらされた/写真=前島進
マツダ
広島で行われた
巨人との今年最初のオープン戦には、平日デーゲームにも関わらず2万人を超えるファンが詰め掛けた。鯉党が感謝と歓迎の大声援を送ったのは、うっすらとヒゲをたくわえた背番号5のベテラン。広島の傷は突然現れたスターに癒(い)やされ、王者は再び活気と自信を取り戻している。
昨年末から球界の関心事だった丸佳浩の巨人FA移籍に伴う人的補償の選択。答えが長野久義でなければ、精神的支柱だった
新井貴浩が引退し、中心打者をライバルに引き抜かれたカープとそのファンが、これほどすぐに前を向くことはできなかっただろう。
「3連覇している強い広島カープに選んでいただけたことは選手冥利に尽きます」
長野が発したコメントに・・・
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