3月29日の広島との開幕戦(マツダ広島)はエース・菅野智之を立てながら敗戦と、嫌なムードが漂ったが、一転、開幕3カードを終えて首位を快走中。4年連続V逸中の巨人に、一体、何が起こっているのか。 【打】Q.1 二番に坂本勇人を置く新打線は機能しているのか?
A.1 一、二番が打率4割超。9試合で42得点と打線が◎ 鬼門・マツダ広島で完封負けを喫した開幕戦(3月29日)がウソのよう。1試合平均9.6安打(チーム打率は12球団1位の.288)、同4.6点打線が、30日からの6連勝を支えた。
原辰徳監督が力説する「初回に2点以上を取る」ための打線が、その意味で機能したのは4月2日の
阪神戦(東京ドーム)=2点、同4日=3点、5日の
DeNA戦(横浜)=2点の3試合。いずれも勝利を収めており、3試合に1試合の割合だから十分と言える。初回に限らず、トータルで見ても、一番に座る
吉川尚輝が.455(リーグ1位)、二番の坂本勇人が.419(同2位)とハイアベレージを記録しており(出塁率では.538の坂本勇が1位、.500の吉川尚が2位)、必然的に三番の
丸佳浩、四番の
岡本和真の打点が増える(それぞれ8点、9点)。開幕前、二番に坂本勇を起用することに関して「三番が2人いるイメージ」と指揮官が解説したように、下位からつながれば得点源としての働きも担い、岡本が.200とまだ本調子でないことも目立たない。
一~四番までが注目されがちだが・・・
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