期待以上の働きと言っていいだろう。高卒2年目の今季、「六番・三塁」で開幕スタメンを果たすと、4月22日現在チームトップの5号本塁打。躍進する燕軍団のキーマンとなっている。 写真=佐藤真一 
4月9日の広島戦[マツダ広島]では右翼席へ2号本塁打。先輩たちのサイレント・トリートメントにもめげず[?]、空タッチで帰還した
バレンティン、
山田哲人は4本塁打で、主砲2人を抜いてチームトップの5本塁打。それでも本人は「一打席一打席、やることは一緒。今やっていることをしっかりやろうと思いました」と無欲の一打を強調する。逆方向である左翼への本塁打は5本中2本と柔軟さも発揮している。
その本塁打には内容も伴っている。4月14日の
巨人戦(東京ドーム)では、6対6と同点の5回無死から右中間席へ勝ち越しの3号ソロ。「初回の二死満塁の場面で打てなかったので、何とか挽回できてよかったです」と安堵の表情で語った。さらに16日の
阪神戦(松山)では2対2と同点の初回二死一、三塁から右中間席へ勝ち越しの4号3ラン。「甘く来た球を、少し詰まり気味でしたがしっかりスイングすることができました」。10代の2戦連発は球団初。打率.219(4月22日現在)ながら、持ち前の長打力を発揮中だ。
沖縄・浦添キャンプでは、連日泥にまみれ、レベルアップに励んできた。1日平均1000スイング。これまでノーステップだった打法を、キャンプイン後に早めに足を上げて待つ形に変えた。冒頭の「今やっていること」とは、試行錯誤して・・・
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