シーズンイン間もない段階で、すでに話題の中心は163キロ右腕・佐々木朗希(大船渡高)の一色に染まりつつある。とはいえ、ほかにも高校生に楽しみな逸材が多い。2019ドラフトの見どころを探ってみる。 
大船渡高・佐々木朗希は高校日本代表候補として参加した国際大会対策研修合宿の紅白戦で、自己最速163キロをマーク。全12球団が1位入札するのでは?といううわさもある/写真=石井愛子
「高校生BIG5」に1位入札が集中も……
昨年のドラフトは高校生が大豊作だった。第1回入札において11球団が高校生を指名し、その人気は3選手に集中した。大阪桐蔭高・
根尾昂(
中日)と報徳学園高・
小園海斗(
広島)に各4球団、大阪桐蔭高・
藤原恭大(
ロッテ)に3球団が重複。第2回入札(外れ1位)では天理高・
太田椋(
オリックス)、金足農高・
吉田輝星(
日本ハム)が単独指名により、結果的に高校生5人(大学生6人、社会人1人)が1位だった。
2019年の候補選手の全体像を見渡すと、この傾向は今年も継続しそうな予感がする。令和元年ドラフトを機に、高校生は「将来性」という固定観念をなくしたほうが良いかもしれない。大学生、社会人選手と比較すれば当然、スタミナ面での不安を抱える。開幕から「即戦力」にならないにしても、プロの水に慣れた夏場には、一軍昇格の可能性を秘める。2019年の「特A」クラスの顔ぶれは、そのレベルと言える。
高校生BIG4──。昨年末の段階から大船渡高・佐々木朗希、横浜高・
及川雅貴、星稜高・
奥川恭伸、創志学園高・
西純矢の4投手がスカウト戦線をリードしてきた。3月のセンバツは、奥川と及川が出場している。
まず、センバツで1位評価を固めたのは・・・
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