選手アンケートで今季阪神に入団したジョンソンのパワーカーブが、上位に入った。近年、メジャーではパワーカーブを投げる投手が多くなり日本で活躍する外国人投手にも使い手は多い。ヤクルトの五十嵐亮太もメジャーで習得した球種だ。このカーブはどういう曲がりで、どういう効果があるのか──。果たして日本人投手が投げるカーブもこのパワー系が主流になるのだろうか。 写真=石井愛子、Getty Images 
今や阪神の絶対的セットアッパーとして欠かせないジョンソン。150キロ以上の真っすぐにパワーカーブで防御率0.77の驚異の数字をたたき出している
ゴロアウトを取るためスピン量を上げていく
春季キャンプの紅白戦。自信を持ってバットを振った新人の
木浪聖也だが、その瞬間「消えた」という。それが今季、阪神のセットアッパーとして大活躍している
ピアース・ジョンソンのカーブだった。
5月22日、ヤクルト戦(甲子園)、3対2で1点差の8回二死一、三塁でマウンドにはジョンソン。打席にはヤクルトの強打者・
雄平。「カーブを投げたらまず打たれないと思っていました」とショートの木浪。絶対的な安心感で守っていたのだ。実際、最後はカーブで空振りを奪い三振に斬って取り、ピンチをしのいだ。
ジョンソンのカーブはパワー系だ。急速に曲がりながら落ちていく。「時計の針の1時から7時へ曲がり落ちていく感じで、縦振りで投げている」とジョンソン。日本では外国人でこのパワー系を得意とする投手は
広島の・・・
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