6月3日にソフトバンクに新加入したカーター・スチュワート・ジュニア。MLBではなくNPBでプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせた異色の新外国人選手は、いったいどんな選手なのか。その素顔に迫った。 
入団会見でユニフォームをまとい、ポーズを決めるスチュワート
レベルの高い日本で勝負
シーズン途中での外国人補強は珍しいことではないが、今回はひと味違う。
『MLBドラ1右腕が日本球界入り』
第一報から日米球界をにぎわせたカーター・スチュワート・ジュニアは、5月25日にソフトバンクと正式に契約合意した。6月3日に福岡市内で行われた入団会見では「福岡に来られて興奮しているし、ハッピーな気分でいっぱい」と笑顔を見せた。
高校生だった昨年のメジャー・リーグのドラフトでアトランタ・ブレーブスから一巡目指名(全体8位)を受けた逸材。しかし、身体検査で右手首の懸念が判明し、契約金が減額されたことで入団交渉が決裂。アメリカのイースタン・フロリダ・ステート・カレッジに進学してプレーを続ける中で、日本行きを決断した。契約は6年総額700万ドル(約7億7000万円)近いと言われており、出来高を含めれば13億円を超える可能性もある破格の条件だ。
入団会見では、日本球界を選んだ理由を「野球の雰囲気、施設、環境などのレベルが高いと思ったから」だと説明し、「どうやってアウトを奪うかを考え、球数を少なくできることがストロングポイント」と自分の投球スタイルを紹介した。
身体能力の高さも長所の1つだ。3歳から始めた趣味のゴルフのベストスコアは65で、大学からゴルフ選手として勧誘されたこともあったと言う。野球でも「高校のときには・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン