やはり野球は投手力だ。一時は借金11を抱えたDeNAがAクラス争いまで浮上できた要因の一つに、交流戦以降の投手力の安定がある。8月に向けて優勝争いをするために必要なものは何だろうか? OB野村弘樹氏がチェックする。 ※成績は7月28日時点 
野村氏が高く評価する2年目左腕の櫻井。度胸ある投球でリリーフで躍動
頭数はそろうもイニングは食えず……
今年の投手陣をけん引しているのは間違いなく
今永昇太です。でも、ちょっと疲れが出てきているかな。7月25日の
阪神戦(甲子園)で今季2度目の完封勝利を飾るなどデキは悪くない。けれど、前半戦ほど真っすぐで空振りがとれなくなっているのが気になります。夏を制するものがシーズンを制する、と言われますが、本当の勝負はこれからです。とはいえ、考え方を変えれば、野手もバテる時期です。ここで、どれだけ先発陣が頑張れるかがカギでしょう。開幕直後は勝利に恵まれなかったルーキーの
上茶谷大河は、5つ勝っています。ここまで来たら新人王を狙っていきたいし、狙えるポジションにもいると思う。最低あと5勝、シーズン2ケタ勝利すれば新人王の射程圏に入ってくる。ぜひ目指してもらいたいですね。
開幕から振り返ってみると、先発候補だった
東克樹が出遅れた。期待された
飯塚悟史も間に合わず、合流してからもピリッとしない。
京山将弥も結果が出せない。手術明けの
井納翔一は良かったり、悪かったりと安定しない。毎年言っていることですが・・・
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