ここでは12球団のドラフト戦略を検証していこう。今後もドラフト本番まで同様の企画をするつもりなので、今回は2018ドラフトの検証にウエートを置いた。ただ、ヤクルト・村上宗隆の例を挙げるまでもなく、ドラフトの成否は1年で分かるものではない。あくまで彼らの「現在地」とチームの補強傾向を探るためのものである。 ※記録は9月8日現在 
開幕から1度も離脱することなく、チームトップの登板数を誇る甲斐野
残りものには福がある!? 9月8日現在で
甲斐野央、
杉山一樹、
泉圭輔、
奥村政稔と大卒、社会人出の投手たちが“即戦力”の期待に応えて一軍デビューを果たしたが、前評判以上なのがドラ1右腕・甲斐野だ。
開幕戦で初登板初勝利。そこから13試合連続無失点の新人プロ野球記録に、球団大卒新人シーズン最多登板を更新する投げっぷり。一時は抑えも任された。外れ外れ1位での入団だったが、結果として12球団一とも言える活躍を見せている。
ケガなどが響き9月に入ってようやく一軍初登板した杉山、同期支配下投手で唯一の春季キャンプB組(二軍)ながら2勝をマークする泉、チーム新人最速デビューを果たした奥村も、経験を糧に一軍定着を狙う。
板東湧梧はいまだ一軍登板なしだが、持ち前の制球力が安定すれば一軍先発ローテ入りも見えてくるだろう。
一方で、高卒野手の
野村大樹、
水谷瞬は・・・
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