ここでは12球団のドラフト戦略を検証していこう。今後もドラフト本番まで同様の企画をするつもりなので、今回は2018ドラフトの検証にウエートを置いた。ただ、ヤクルト・村上宗隆の例を挙げるまでもなく、ドラフトの成否は1年で分かるものではない。あくまで彼らの「現在地」とチームの補強傾向を探るためのものである。 ※記録は9月8日現在 
高卒育成新人としては初めて1年目で支配下昇格した山下航汰
1位の
高橋優貴以外、支配下5人、育成4人の計9人は高校生を指名しており、彼らには即戦力を求めていない。一軍デビューが高橋含めて9人中2人だったのは想定内。その高橋もシーズンを通して戦力になったわけではないものの、15試合の先発で5勝、7QSはまずまずの働きと言えるのではないか。来季以降、先発ローテの柱の1人として期待できるだけの潜在能力を見せたと言える。ポストシーズンも控えており、ここでの経験も左腕の成長に大きな影響を与えるだろう。
一方の高卒ルーキーたちでは6位の
戸郷翔征が二軍の先発ローテに食い込み、3勝と十二分なパフォーマンスを見せ、投手では最も一軍昇格に近い存在と言える。育成1位の山下航汰は掘り出し物で、球団史上初めて・・・
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