優勝決定の記者会見で、原辰徳監督は「チーム一丸」を強調した。支配下登録選手68人(投手36人/野手32人)中、実に59人を一軍で起用しているところからもその言葉は裏付けられる。ここでは各種データからセ王者の投打の戦力を分析する。 
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臨機応変な戦力整備
原辰徳監督はさまざまな可能性を模索し、投手を起用した1年となった。今季、指揮官が起用した投手は優勝決定時点で36人中32人。昨年の26人を大きく上回っている。なお、年間30人以上の投手が起用されるのは球団史上初のケースだ。
「開幕時点でメンバーが固定できればそれに越したことはありませんが、難しいことですから、メンバーが固まってくるのは、9月に入ってからでも十分ではないでしょうか」
春季キャンプ時点で指揮官がそう語っているように、一軍のメンバーはめまぐるしく入れ替わった。まず先発では開幕から1年を通して・・・
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