いよいよ間近に迫ってきた2019ドラフト会議。ここでは過去の指名傾向と抽選の“強さ”を振り返りながら、今年の12球団のドラフト戦略と1位指名を展望していく。 写真=BBM 5球団競合で引き当てた松井[13年]は、今や絶対的クローザーだ
石井一久GMがドラフトの目玉・
佐々木朗希(大船渡高)を初めて視察したのは、8月26日に行われた侍ジャパン高校代表の壮行試合、大学代表との一戦だった。「良い球を投げていましたね。即戦力に近い、未完の大器。プロに入ってもトップレベルの選手に育つことは間違いない」と太鼓判を押した。その上で獲得した際の育成プランまで披露。「場数を踏ませるプランを作らないといけない。下で使えば育つものではない」と定期的な一軍昇格案を示した。
また、10月4日には
宮越徹スカウトが大船渡高を訪れ、佐々木、國保陽平監督、吉田小百合部長、母・陽子さんと面談を行った。具体的な内容については伏せられたが、宮越スカウトは「プロ野球がこんな世界という話をした」。約50分間の話し合いでは、本人からも質問があったという。「日本球界として、どうやって育てていくかということなので」と、そのアピールを行ったようだ。
ただし、抽選は避けられない状況で・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン