佐々岡真司新監督の下、V奪回を目指す広島は、ドラフトで即戦力投手を指名したほか、投打に新外国人を補強した。あとは菊池涼介が残留となれば、期待十分の戦力が整うことになるが……。 ※状況は11月2日現在。2020年戦力見込みは編集部による 
V奪回への陣容が整うには、華麗な守備でチームを支える菊池涼のポスティング希望が、今オフは凍結されることが前提だ
パワーピッチャーで救援陣を構成
投手陣では、ドラフト1位で今年の即戦力No.1の
森下暢仁(明大)の一本釣りに成功し、さらに150キロの速球を持つという右腕の新外国人・D.J.ジョンソン(前ロッキーズ)を獲得。この2人の新戦力で、陣容の充実を図る。
「すぐにでも先発ローテーション入りが可能」ともいわれる森下は、入団が決まれば、まずは先発投手として組み入れられる形になるだろう。さらにもう一人、現有戦力で期待がかかっているのが、昨年は主にセットアップを務めていた
遠藤淳志だ。来季は先発として起用の予定。スタミナもあり、先発定着で一気に勝ち星を積み重ねてもおかしくはない。
今季、先発を務めていた
大瀬良大地、
クリス・ジョンソン、
九里亜蓮、
床田寛樹、
野村祐輔が順調なら、ここに森下と遠藤を加えて7人の先発がそろう。基本的には先発は6人いれば1週間がまかなえるので、そうなると7人の中から疲れが出ていたり、調子が落ちた投手を常に1人ファームで再調整させながら戦うことができる態勢が整う。
この構想が実現すれば、今季は主に先発で投げていたが、昨年はリリーフで実績を持つ
アドゥワ誠を自在に使うことも可能だ。先発要員としては、2017年に15勝を挙げた実績のある
薮田和樹の復活にも期待。また、今季、守護神として結果が残せなかった
中崎翔太を、心機一転先発で使う可能性もないとは言えない。
一方・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン