今週号の週刊ベースボールでは中とじ付録で支配下全選手のDATAファイルをお届けしているが、ここでは、いくつかのテーマに絞り、記録を見ながら“深読み”の検証をしていこう。 
打撃3部門では、すべてあと一歩まで迫ったが
恐怖の二番打者としてチームを優勝にけん引した
巨人の
坂本勇人(打率.312、40本塁打、94打点)。打率は5位、本塁打は2位、打点は4位(タイ)で、三冠王を狙える位置にはあった。16年には.344で首位打者にも輝き、昨年も.345(2位)だから、打率はむしろ不本意かもしれないが、サプライズはホームラン40本だろう。18年は18本で、キャリアハイは10年の31本。中距離ヒッターのイメージを1年で完全に覆した。10年は31本中、22本がレフト、5本が左中間と完全にプルヒッターだったが(右打者)、今季はセンターが8、右中間が6、ライトが6となっている。より引き付け、スイングスピードがより速くなっていることが感じられる。
球団別の打率は、
ヤクルトが.392、
DeNAが.389、
広島が.340、
中日が.271、
阪神が.258、これだけなら阪神以外は問題ないように見えるが・・・
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