今週号の週刊ベースボールでは中とじ付録で支配下全選手のDATAファイルをお届けしているが、ここでは、いくつかのテーマに絞り、記録を見ながら“深読み”の検証をしていこう。 
那覇の2試合で7打数4安打とよく打った西武・森
全体に昨年よりは少し数字は下げたが、打率.265はリーグダントツ。174本塁打(2位)、長打率.428(1位)と山賊打線は今年も猛威を振るった。昨年同様、長打のみの粗っぽい打線ではなく、134盗塁、556四球、出塁率.344はいずれもトップ。何より、756得点は、2位の
ロッテを114点も上回る。前年の三番打者で打点王の
浅村栄斗が
楽天に移籍し、穴埋めの大きな補強をしなかったことを考えれば驚異的だ。防御率4点台での連覇は史上初でもあり、まさに球史に残る強力打線と言っていいだろう。
打線の看板は100打点トリオ。まずは打点王となった
中村剛也だ(打率.286、30本塁打、123打点)。4、5月は低調だったが、6月から急浮上。不振の
山川穂高に代わり、四番にも入った。四番で.304、五番で.375と、置かれた場所の役割をしっかり果たした。光るのが、満塁での強さだ。今季、満塁弾を4本で、すでに通算でも20本のグランドスラムと、前人未到の数になっている史上最強の満塁男。満塁時の35打席で、32打数17安打、打率.531、49打点はすごいとしか言いようがない。
中村は得点圏打率リーグ2位の.350だったが、それをしのぐリーグ1位.411を誇るのが・・・
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