プレミア12が終わり、次なる侍のターゲットは東京2020オリンピックとなる。悲願の金メダル獲得に向け、今回は野球解説者、文化人総勢18人に「私が見たい東京オリンピックの侍JAPANメンバー」を選んでもらった。 
稲村さんが選ぶDHはヤクルト・村上。次代を担う若い力にも期待する
機動力だってある!
東京でオリンピックが開催されるなんて、一生に一度あるかないか。そこで野球が復活するんだから、とにかく盛り上がってほしい! そんな願いを込め“私的な基準”で代表を選ばせていただきました。その基準は「力強さ」であり「パワフルさ」です!!
過去のオリンピックやWBC、プレミア12などで日本の野球は“スモール・ベースボール”を大事にしてきました。日本らしいバントや盗塁も魅力的で私も大好き。でも、ホームラン1本で流れが変わり、盛り上がりもグンと増すのは皆さんも知っているはず。日本の選手たちも、パワフルな海外選手に負けないくらいのスイングを魅せてほしいという思いもあるんです! だから今回の日本代表の野手は、2019年に「ホームランを20本以上打っている選手」のみで選出してみました。
まずはキャッチャー。“強打の捕手”といえば
森友哉選手ですよね。今年は23本塁打を放ったフルスイングは魅力的です。ファーストは当然、
山川穂高選手。2年連続の本塁打王を獲得し、今年は43本塁打を放っていますから“私的選考基準”は余裕のクリア。セカンドには33本塁打の
浅村栄斗選手(
楽天)もいますが、スモール・ベースボールも可能にする、33盗塁35本塁打の
山田哲人選手を選びました。サードはムードメーカーでもある
松田宣浩選手。今回のメンバーで最年長ですが、今季30発と衰え知らず。ゴールデン・グラブも受賞し、守備力も問題ありません。ショートは今季途中まで本塁打王争いを演じ、最終的に40本塁打を放った
坂本勇人選手で決まりです!
外野も強打者ばかり。レフトは持ち前のフルスイングで29本塁打を放った
吉田正尚選手で、センターはFAで
巨人に移籍した重圧がある中で27本塁打を放った
丸佳浩選手。ライトは今季28ホーマーで、今回のプレミア12でも四番打者として3本塁打の
鈴木誠也選手で文句なし。さらに指名打者には、まだまだ伸びる可能がある
村上宗隆選手を選ばせてもらいました。高卒2年目ながら36本塁打を放った期待のスラッガーが、世界の舞台で戦うことで一皮むけてほしいという、いち野球ファンとしての願望を込めています。東京で開催されるオリンピック。次代を担う“若い力”も見たいですよね。
これだけ強打者をそろえたので、打順を悩むんですよね……。う〜ん、下記のように決めました! どこからでも本塁打が期待できる夢の超強力打線!! 少し目を離すと、いつの間にか得点が入ってしまうので、見逃し厳禁です。一番から四番までは機動力も申し分なく、日本のお家芸“スモール・ベースボール”も十分に発揮できます。
野手の選出に熱が入ってしまいましたが、ピッチャーも“パワフルさ”を私的基準に。先発は
山本由伸投手。150キロ超の直球を中心とした豪快なピッチングは惚れ惚れする。動画サイトで山本投手のピッチングを何度も見てしまうんですよ。21歳と思えぬ安定感も魅力なので、先発でもゲームメークしてくれるはずです。そして抑えには私と同い年の
松井裕樹投手を選出。負けん気の強いピッチングで、最終回をビシッと締めてくれるはず!! 打っても投げてもパワフルな、こんな侍ジャパンを一度見てみたいな。
これが稲村JAPANだ!

※△は打者は左打ち、投手は左投げ。年齢は2020年8月1日時点
PROFILE 稲村亜美/いなむら・あみ●1996年1月13日生まれ。東京都出身。小1で野球を始めて、中学3年生までプレーした。自動車Web CMで披露したキレイな打撃フォームが“神スイング”として大きな話題となり、活躍の場を広げると、CSフジテレビ「プロ野球ニュース」にレギュラーとして出演している。