先発再転向を志願して迎えたプロ3年目、弱冠21歳の右腕が、規定投球回に到達した12球団の先発投手で唯一の防御率「1点台」をマーク。快投を続けた理由は、最速156キロの球威だけではない。 球威+αで圧倒
負けない、打たれない、そして疲れない――。自身の理想の先発像であり信条を見事に体現した。勝敗こそ打線の援護なく8勝6敗も、圧巻の防御率1.95には、理想を映し出す3つのデータが関係している。
まずはデータ1。同じ方向に曲がるカットボールとの兼ね合いで、スライダーは4%と少ないが、1つの球種に偏ることなく投げ分けた。さらに4球種で平均球速140キロ超。球威があり、かつ微妙に動くカットボール、落差のあるフォーク、右打者の内角を突くシュートと、いずれも変化方向が違い、さらに平均球速9キロ以内に4球種を集めているとあって打者が手を焼くのもうなずける。加えて・・・
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