三番で打点王だった浅村栄斗が楽天へFA移籍したが、“山賊”たちに関係はなかった。今季も強力打線が猛威を振るって連覇を遂げた西武。昨季に続き、チーム防御率がリーグ最低ながら頂点に立った大きな要因となった。衰えることを知らない山賊打線。その秘密に迫る。 
首位打者を獲得し、西武打線の中心となった森[左から4人目]。0ストライク時に抜群の強さを発揮した
ファーストストライクを見逃さずに仕留める
今季、2位に100得点以上差をつける756得点を挙げて21年ぶり連覇の原動力となった強力西武打線。山賊打線の異名にたがわず、相手投手陣から得点を次々と奪い取っていった。
中村剛也(123)、
山川穂高(120)、
森友哉(105)が100打点超えをマーク。100打点以上3人は史上5度目、パ・リーグでは2003年のダイエー(4人)に次ぐ快挙で球団史上初だ。また、首位打者に森(.329)、本塁打王に山川(43)、打点王に中村、最多安打に
秋山翔吾(179)、盗塁王に
金子侑司(41)が輝いたが、同一チームから主要5部門で5選手が打撃タイトルを獲得したのも史上初の出来事だった。
数々の記録を樹立し、まさに球史に残る強力打線と言えるが、他球団より優れている点はどのようなところにあるのだろうか。それはさまざまあるが、クローズアップしたいのは・・・
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